まだまだ先が見えないからこそ、必ずやっておきたこと(その2)
2020.6.1
先月、『資金調達・経費の見直し』『給付金・助成金受給の検討』『今後の収支と資金の見通し』について書きましたが、
実際に取り組まれましたでしょうか?
今月は、『利益計画』と『これからどう稼ぐか』について書いてみます。
<利益計画> (先月の『今後の収支と資金の見通し』の続き)
まずは、次の質問にお答え下さい。
【御社はこれからの1年間でいくら利益を稼ぎ、
1年後の現預金の残高はいくらになる予定ですか?】
答えられた社長さんは、この項目の続きはお読みいただかなくて大丈夫です。
(社長というお立場の方には、ぜひ答えていただきたい質問です)
答えられなかった社長さんは、今後1年間の利益計画をご自身でぜひ立ててみて下さ
い。
利益計画というのは、単なる予想・見込みではありません。
わが社が生き残るためにはいくらの利益が必要か?その利益を得るためにはいくらの売
上が必要か?を計画するものです。
(利益がいくら必要かわからないという方はこちら
→2017.9月『御社はいくら利益を稼ぐ必要があるか知っていますか?』
http://www.mukaikaikei.jp/15058767969141)
必要利益からのスタートが基本ですが、例えば製造業で下請けをされていれば今後の1
年間の受注予定額などがあったり、小売業などであればこのコロナ禍の中での現実的な
売上予想でないと計画が立てられないといったケースもあるでしょう。
その場合は、売上見込みからスタートして、結果どのくらいの利益(赤字)になり、1
年後の現預金がいくらになるかを計算します。
それを見て【社長がどう感じるか】です。
「なんとかなるかも」? 「これではマズイ」?
さらに売上、経費、利益についていろいろな角度からシミュレーションをして
『うちはこれでいこう!そのために、〇〇をしていこう!』
というのが基本的な利益計画(+行動計画)の流れになります。
当たり前のことですが、計画通りに進んでいくことはまずなく、ズレが生じてきます。
【そのズレに対して、手を打つ】、だから利益計画は単なる予想ではないのです。
今回、実際に弊事務所のお客様に利益計画のお手伝いをしてみましたら、
「今後がイメージできた。営業を頑張ります」
「販売計画を立てて良かった。頭が整理できた」
「新たな挑戦が必要と感じた」
と、シミュレーションをして良かったという感想をいただきました。
先を見れたことで、不安な気持ちのなかにも「安心」をご提供できたような気がしま
す。
利益計画の立て方については、顧問の会計事務所にご相談されると良いと思います。き
っと一緒になって親身に考えてくれるはずです。
<これからどう稼ぐか>
これまでは、資金確保が重要でしたので、お客様に対しては「資金繰りにだけは常に気
を配って」「お金を借りて手元資金を増やしておいて下さい」とお伝えしてきました。
これからは「借りたお金をどう返していくか」、つまり「いかにしてお金を生み出していく
か」が重要になります。
ここでのキーワードは
【お客様が喜ぶ】 です。
経営コンサルタントの小宮一慶氏も『とにかく、お客さまに喜んでいただいて稼ぐ方法
を考えてください』とメルマガで書かれています。
いろいろなご商売がありますが、お客様に喜んでいただける商品・サービスを提供する
ことが原則です。
「うちだったらどういうことをしたらお客様によろこんでいただけるか?」を常に考え、そ
して行動に移すことが大切です。
コロナの影響で仕事がなくなったり、少なくなってしまった会社も多いですが、そのような
ときだからこそ「将来に向けてやっておくこと」があるのではないでしょうか。
情報は日々変わっています。積極的に情報の入手をしていきましょう。
経済産業省
新型コロナ関係パンフレット
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
向井会計
新型コロナ対策支援情報
http://www.mukaikaikei.jp/15840027940939
コロナ情報まとめサイト
https://covid19.shien-juku.com/?pmt=fjv2
このホームページの中に、『あなたを成功に導く事業計画』という動画がありますので、ご覧ください!
⇒ 動画『あなたを成功に導く事業計画』
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