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未来会計図表
値上げをしたいけど、利益が減ってしまうのでは・・
2023.6.1
材料や電力など、様々なモノの値段が上がり続けています。
そのため、自社の製品、商品、サービスの値上げをしたいと考えている方は多いかと思います。
ただ、販売数量が減り、利益が減ってしまうと考え、値上げを躊躇されてはいませんでしょうか?
<現状を把握してみましょう>
弊事務所がご説明するときに使用している【未来会計図表】を使って考えてみます。
例として、次のような製品を取り扱っているとしましょう。
・販売単価 100
・原価(材料・外注費)(=変動費) 50
・一カ月の販売数量 100個
この場合、
・製品1個当たりの粗利益額 50(販売単価100-原価50)
・粗利益率 50%(粗利益額50÷販売単価100)
となります。
これを図にすると下記のようになります。
(左が1個当たり、右が販売数量をかけたもの)
1,000個販売することで、粗利益額は5,000となり、これが固定費を上回れば、利益が出ている状態となります。
<値上げをすると・・>
仮に、販売単価を10%値上げしたら、販売数量が10%減ると予想されるとした場合、これまでと比べてどのように変化するでしょうか?
・販売単価 110(100×110%)
・原価(=変動費) 50(変わらず)
・一カ月の販売数量 90個(100個×90%)
と変化します。
この場合、
・製品1個当たりの粗利益額 60(販売単価110-原価50)
・粗利益率 54.5%(粗利益額60÷単価110)
となることがポイントです。
これを図にすると下記のようになります。
(左が1個当たり、右が販売数量をかけたもの)
右図を見ていただくと、値上げ前に比べると、売上高は減少するものの、粗利益額は400増えることになります。従って、固定費が変わらなければ、経常利益も400増えることになります。
実際には、賃金等の人件費や電力などの固定費はアップしますので、値上げをしないと耐えられなくなります。
また、ただ値上げをするのではなく、どのような付加価値を付けられるのか、お客様に値上げをどう理解していただくかなども必要になってきます。
もちろん、値上げではなく、販売数量を増やすという方法もあります。
自社の現状を把握したうえで検討をしてみましょう。
【自社の状況を把握したい】【税理士は変えられないが、会社が良くなる手伝いをして欲しい】【売上のアップについて悩んでいる】【経費の削減をしたい】
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