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なぜ、お金が不足するのか??
2022.4.1
社長さんから
「利益は出ているのに、お金は増えていません。むしろ減っています」
などと言われることがあります。
同じように思ったことがある方、いませんか?
<お金を増やすためには【利益を出して税金を支払う】>
利益を出して税金を払い、その残りを現預金として残す。これが原理原則です。
このことをまず肝に銘じておく必要があります。
ですが、税金を払った残りの利益≠現預金 という場合がほとんどです。
なぜでしょうか?
今回は、税金を払った残りの利益>現預金 の原因を見ていきます。
<お金が減る、不足する原因>
①経費にならない資産の購入
事業で必要な設備投資をしたりする場合があります。
建物や機械、器具備品といった資産を購入した場合、一括で経費にすることができない(減価償却)ために、お金は先行して出ていく形になり資金は不足します。
また、土地や有価証券の購入代金、経費にならない生命保険料の支払は、お金が出ていくだけで経費にならないため、そのまま資金は不足します。
②在庫
商品を仕入れたり、製品を作って在庫として残っている場合、その分について資金が不足します。お金が商品、製品に形を変えているのです。
在庫が必要というケースは多いですが、多く持ちすぎたり、売れないものを持ち続ける(罪庫)ことがないように気を付けたいです。
③回収サイトと支払サイト
売上代金を回収するまでの期間が、仕入・外注代金を支払うまでよりも長いと、仕入・外注代金を先行して支払うことになりますので資金は不足します。
また、回収できていない売上代金がないかどうかも重要です。
④売上が伸びている
売上が右肩上がりで伸びている状況だと、売上代金や仕入・外注代金、在庫が増えていくことになりますので、資金の不足額が増えることになります(上記②③も関連します)。
急激な売り上げ増加の場合は、特に注意が必要です。
⑤臨時的な支払
法人税、所得税、消費税、納期特例による源泉所得税、固定資産税などの税金は、毎月発生しないため、支払時に多額の資金が必要になることがあります。賞与の支払も同様です。慌てることのないよう、計画的に資金を貯めておくことが大切です。
⑥借入金の返済
借入金元金の返済は経費にならないため、利益が出ていてもお金がない(減った)ということにつながりやすいです。
借入金元金の年間返済額が減価償却費の年額よりも少なく、かつ利益が出ているという状況だとお金が増えていきます。
借入金は、税金を払った後の残った利益(+減価償却費相当額)で返済する
ということを知っておきましょう。
<資金不足にどう対応するか>
資金が不足すると「お金を借りないと・・」「税金を減らしたい・・」と考えがちですが、まずは不足する原因を把握することが一番です。
そして、在庫を減らす、売上代金の回収サイトを短くしてもらえるよう交渉するなど、その原因の解消に努めます。
それでも不足する場合に金融機関から借入をするなど資金調達をするという流れになるのです。
借入をするのは、売上を上げたり、設備投資をするためなどですが、その目的は「利益を出すこと」。
利益を出すために借金をし、出した利益の中から借金を返済するのです。
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