マネジメントへの挑戦
2020.9.1
日経BPから「マネジメントへの挑戦 復刻版」が発行されました。
弊所の経営情報でもたびたびご紹介しています一倉定氏が55年前に書かれたものです。
私自身も気づきがあった点をほんの少しですがご紹介してみたいと思います。
<計画とは何か>
「計画とは、『将来に関する現在の決定』(ドラッカー)」
=「将来のことを、あらかじめきめること」
「「あらかじめきめてしまう」のであるから、当然のこととして「そのとおり実施す
る」という考え方が導きだされてくるのである。」
計画は必要だとよく言われます。ですが、計画は将来に対する「予想」「予測」ではあ
りません。「こうする」という意思の表れです。
そして、決めたらやる。とてもシンプルですね。
<計画の最高峰は経営方針>
「経営方針は、経営者が自分の会社をこうしたい、こうする、という意志を表現したも
のである。会社の将来をきめる最高の計画である」
「どこへ行くかをきめずに、馬車(会社)を走らせることは意味がないのである。経営
方針なくして、会社を経営することはできないのだ」
「馬車を整備するまえに、まず馬車をどこへやるのか、目標をはっきりきめるのであ
る」
「世界経済は目まぐるしく変ぼうし、産業界は日に日に競争を激化していく。その困難
のなかに立って、会社を誤りなく導く指針こそ経営方針なのである」
どこへ向かっているのかわからない会社、組織ではなく、どこへ向かっているかがはっ
きりしている会社、組織で働きたいと思うのは、私だけでないと思います。
経営者一人だけでなく、社員が一人でもいる会社、組織であれば、やはり経営方針は必
要だと思います。
なお、明文化しない方針は、「“経営者だけの考え”」にすぎず、誤って伝わる恐れがあ
るとしています。経営方針は明文化し、みんなで共有する必要があります。そして、明
文化したらやるしかありません。経営者の覚悟ですね。全社員が見ています。
<不可能を可能なものに変質させるもの>
計画は、「実現不可能にみえ」たり、「ムリがある」などといったようなものである、
としています。
そして、なぜそのような計画を可能なものにするしかないのか?
それは【生きていくため】。
何となく今のままでやっていけるのではないかという根拠のない理由で経営していた
り、どうせできないといってあきらめてしまっては、その会社の未来はないのでしょ
う。
その会社を存続させなければ、経営者自身、社員、そしてその家族を守れないというこ
とになります。
経営計画の基礎は、【生きるため】と【トップの意思】です。
『絶対に生き抜いてやる』という気概を持って経営をしなければ、コロナで大きく世の
中が変化する時代に会社を存続させることは難しいのかもしれません。経営に関して
は、経営者が100人いれば、100の考え方があると思いますが、こういう時代だからこ
そこの本を読んでみるなどして学びを深めていただき、ご自身の経営に生かしてもらえ
たらと思います。
また、借入をした場合を含め、お金がある会社にとっては、今は攻め時とも考えていま
す。
情報は日々変わっています。積極的に情報の入手をしていきましょう。
経済産業省
新型コロナ関係パンフレット
https://www.meti.go.jp/covid-19/pdf/pamphlet.pdf
向井会計
新型コロナ対策支援情報
http://www.mukaikaikei.jp/15840027940939
コロナ情報まとめサイト
https://covid19.shien-juku.com/?pmt=fjv2
このホームページの中に、『あなたを成功に導く事業計画』という動画がありますので、ご覧ください!
⇒ 動画『あなたを成功に導く事業計画』
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