東京大田区・弁当屋のすごい経営
2019.3.1
東京都大田区のお弁当屋『玉子屋』さん。
1食450円の日替わり弁当のみで年商は70億円だそうです。
2代目社長菅原勇一郎さんの著書をごく一部だけですが紹介させていただきます。
事業承継 →後継者を決めているなら、できるだけ早く引き継がせる
トップが元気なうちに承継した方が、新体制への移行がスムーズに運ぶ。
⇒「俺が決めたことだから。新社長を盛り上げてやってくれ」と言い聞かせれば、従業員
も早めに切り替えができる。
新社長に対する社内の不平不満を抑えられる。
新社長を鍛える余力もある。などなど
※承継の仕方については色々な考え方があると思いますが、玉子屋さんの場合は幼い頃
から二代目教育をしてきたことも相当大きかったと思います。
『いい会社』の定義 →近江商人の心得「三方よし」を満たしている会社
①売り手よし →従業員が満足して働いている
②買い手よし →美味しくて栄養バランスのよい弁当を手ごろな価格で提供するという
サービスをお客様が喜んで受けている
③世間よし →健全経営であること(会社の大小ではない)
=財務内容が良く、税金をきちんと納めている
採用のポイント →「原石」をどう見極めるか。
「素直な心」「感謝する気持ち」「他人のせいにしないこと」の3つ
⇒会話の中からこれらをどのくらい持ち合わせているかを探っていく。
この3つの資質を持った人は、入社してから育てることができる。
世間一般でいう「優秀」な人材よりも「悪ガキ」の方が大きなエネルギーを持ってい
る。
※自然な笑顔ができるかどうかも大事なポイントだそうです。
社員のモチベーション →「やりがい」「頑張りに見合った報酬」がポイント
・誰かのため、社会のために役立っているという意識から得られるやりがい・満足感
・頑張り、実力によって得られる報酬
⇒両方が得られる環境でこそ、社員が生き生きと働き、能力が発揮できる
社長の仕事 →未来像を描くこと
「玉子屋はこれからこうなる、こんなチャレンジが待っている」
こういった未来像を描いて示すことで、社員の心に火をともすことにつながる。
※一倉定氏も「(経営計画書には)社長の決意、目標、方針、行動要項などが明確に示
されている。これに社員は動機づけられる」と言っています。
菅原社長も、未来像を考え、伝えることは、社長がやらなくてはいけない重要な仕事
と考えているようです。
『市場には自社とライバルとお客様しかいない』。
菅原社長は、自社、ライバル、お客様についてしっかり分析もされており、とても勉強に
なりました。
中小企業にはとても参考になる書籍と思いますので、ぜひ読んでみて下さい!
このホームページの中に、『あなたを成功に導く事業計画』という動画がありますので、ご覧ください!
⇒ 動画『あなたを成功に導く事業計画』
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