良い会社・良い経営者の条件
2018.2.1
「坂本光司先生」をご存知でしょうか?『日本でいちばん大切にしたい会社』という本の名前を聞いたことがあるかもしれません。もうすぐシリーズ6作目が出るそうです。
現在、法政大学大学院の教授などをされている方ですが、1月に坂本先生のお話を伺う機会に恵まれました。その中で出てきたのが今回のタイトルです。私なりの解釈も入れて、その内容の一部をご紹介します。
目的・手段・結果
全ての行動には、「目的」とそのための「手段」と、その「結果」の3つがある。
この中で最も大切なのは「何のために…、誰のために」といった目的である(=自分ではなく、世のため人のため)。企業に関わる全ての人々を幸せにすることである。
⇒ 多くの会社が目的と手段を混同している。
(利益などの業績は手段・結果であり、こちらが強くフォーカスされると、目的が疎か
になってしまう。ただし、業績が良くなければ目的を達成できないので、業績が重要
であることは間違いない)
目的を実現するためには
企業に関わる全ての人々の幸せの実現のためには、経営者・管理職は、その人たちが「自分は大切にされている」と実感する経営をぶれずに行うことである。
⇒ 程度の差はあっても、関係者が幸せを実感している企業で業績が低い企業は存在せ
ず、それはまるでお天道さまが見ているかのよう。正しい経営には神様がご褒美をく
れる。
関係者とは、特に次の5人
①社員とその家族
②社外社員(仕入先、外注先)とその家族
③お客様
④地域住民
⑤株主
CS(顧客満足)よりもES(社員満足)?
経営者・管理職にとっては、お客様より社員とその家族、社外社員とその家族を重視すべき。
その理由は
①組織に不平・不満等のある社員が、組織の業績を高めようとはしない
②組織の経営者・上司に不平・不満等のある社員が、その出世を手伝うはずがない
③組織に不平・不満等のある社員が、お客様の感動するような商品・サービスを提供する
ことはない
④8,000社の企業研究から、社員第一主義経営をトコトン実行等していて、業績の低い企
業は存在しなかった
⇒社員第一主義的経営の正しさは、理想でも理論でもなく、それが現実
だから、社員第一主義経営をやるべき
経営者・管理職 → ES(社員満足)
社員 → CS(顧客満足) は原理原則 と言える
(社員にとってはお客様が第一となる)
価格競争はしない
価格競争は、誰かの犠牲の上に成り立っている。誰かを不幸にしてしまう。
⇒ 価格を売り物にしている場合は長続きしないので、価格以外の付加価値を売りにして
いく(口で言うのは容易いですが、実現していくしかないですね)。
このホームページの中に、『あなたを成功に導く事業計画』という動画がありますので、ご覧ください!
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